4hei4heiのブログ

主に読書/視聴メモとか、やったことを書こうと思っています。

直近の視聴履歴 (22/02-22/03)

はじめに

ここ一月ほどの視聴履歴が溜まってきたので、記録的な位置付けで雑な感想を残そうと思います。詳細な考察は苦手なので本当に雑な感想だけです。

 

雑な感想

『フォーカス』

https://www.netflix.com/jp/title/80015343

ウィル・スミスでコメディだし外さないだろう、という安直な理由で観ました。

思ったよりコメディではなかったです。個人的には刺さらなかったので感想がありません。

 

『ブラック・ミラー (S1 2話『1500万メリット』)』

www.netflix.com

S1の2話だけ観ました。

1話をかなり前に観ていて、後味は悪いものと構えていました。ちゃんと後味は悪かったです。ディストピア的な世界が描かれているので、管理側と被管理側とが存在している点は一般的な描写と思います。主人公は反体制的な訴えを起こすものの、まともに取りあわれる事なく、管理側が被管理側へ提供する一つのコンテンツ化されてしまっていました。

主張をコンテンツとしてしか受け取られない描写は暖簾に腕押しのような感覚になり、悲しいような腹が立つような難しい気分になりました。主人公は反骨精神を貫いても無駄と感じたのか、単に利得を優先したのか、最終的には管理側に靡いた点も寂しさがありました。

仮に自分がその立場だとしたら......を考えると仕方ないような気もしますが、やるせないですね。友人と観ていたのですが、友人は言論の自由を許す管理側の懐の広さを感じたようで、その点にも頷けました。

 

源氏物語 千年の謎

https://www.netflix.com/title/81345946

公開当時、観ようと思って結局観られなかったのでリベンジ。

源氏物語』の内容を知るために観たらそれだけでなく、紫式部藤原道長のロマンスがオリジナル要素として盛り込まれていました。聞けば『源氏物語 悲しみの皇子』という小説の実写作品だそうでした。同じくオリジナル要素の、安倍晴明陰陽道的描写も刺さらなかったのでオリジナル要素は個人的には必要なかったです。事前にちゃんと調べとけ案件ですね。

ただ、葵の上や御息所などの「存在は知っているけどたいして知らない」状態だった人物たちの大まかな関係や描写を映像で観られたのは良かったです。特に田中麗奈さんの御息所は、凛とあろうとしているところや幸薄そうな点が印象的でした。生田斗真さんの光源氏も、貴公子のお手本のような雰囲気でした。別作品になりますが『人間失格』の大庭葉蔵も儚さや危うさが印象的であり、光源氏も欠けたところのあるキャラクターなので、生田斗真さんはいわゆる"残念なイケメン"的な配役が多い気がしてきました。どちらも10年程度前の作品ですが。

活字情報だと心理描写はこれでもかと言うほどに浴びることができますが、姿形や振る舞い、声の調子を楽しむには高レベルな想像力が必要だと思っています。それらを視覚的に分かりやすく楽しめるという点で映像化は素晴らしいですね、個人的な感想ですが。

 

『ミッドサマー』

https://www.netflix.com/jp/title/81498902

有名なやつですね。

普段過ごしている世界と比べて完全な異世界の物語なのでどうなるか予想がつかず、最後の方まで先が気になりながら観ることができました。全部で3時間弱ぐらいの作品でしたが、展開に夢中で時間が気にならなかったです。それだけ私にとって良い作品だったということですかね。

主人公たちのようなコミュニティの異分子目線で観ると、相手からの親切が善意なのかただ騙されているだけなのかわからなくて終始不気味でした。ただ、コミュニティ側からすれば、慣習的な意図の元で振る舞っているため、善意とか悪意で考えることに意味はないかもしれませんね。そもそもの基準が違うので。

視聴後に公式サイトの解説を読むと答え合わせや補足が楽しめてその点も良かったです。

t.co

 

ナイル殺人事件

www.20thcenturystudios.jp

ちょうど同シリーズの『オリエント急行殺人事件』を観たばかりでした。また、主演女優をどこかで観たことがあるように思っていましたが『レッド・ノーティス』で主演をされていたガル ガドットさんでした。こちらも数ヶ月前に観たばかりだったので、個人的には二重にタイムリーでした。

ミステリものの定番である種明かしの場面までは、没入感を持って観ていましたが、そこからはあっさりしていて個人的には尻すぼみでした。もう少し犯人のあれこれについて描写が欲しかったです。ただ、私自身が犯人の予想などが苦手なのもあって、展開そのものにはびっくりしていて、その点は楽しめました。

 

『ねじれた家』

https://www.netflix.com/jp/title/80224414

 

ナイル殺人事件』の流れで観ました。アガサ クリスティ作品です。

あらすじからも分かりますが「資産家が死んだ -> 遺族全員が怪しい」という流れは基本的なものと思います。2時間ない程度だったので比較的観やすいボリュームだったように思います。主人公の探偵が青年なのも個人的には目新しかったです。オーソドックスな流れだったので大きな感想はないですが、綺麗にできていたようにも思いました。

おわりに

直近ではある程度の作品数を観れていたので満足です。数を観たからどうというわけではありませんが、単純にそれだけ楽しく時間を過ごせた証のようにも感じるので。